薬剤師とザリガニの奮闘記

~薬ザリ(yakuzari)の備忘録~

セファゾリン「日医工」騒動がようやくひと段落~通常出荷再開~

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2019年に大きな騒動となった日医工の「セファゾリン供給停止問題」ですが、ようやく終止符を打たれることになりそうです。


待ちに待った通常出荷再開のお知らせ。


今回は騒動の概要と、通常出荷再開について紹介したいと思います。

セファゾリン「日医工」がようやく通常出荷再開

まずは通常出荷再開についてのお知らせを見てみます。

セファゾリン「日医工」通常出荷再開のお知らせセファゾリン Na TAA


再開日は10月1日となっているので、現段階(2020年9月16日現在)では一応規制がかかっていると思われます。


セファゾリン「日医工」出荷再開についての個人的感想

冒頭で「待ちに待った出荷再開」と書きましたが、実は私個人としては特に待ちに待ってはいませんでした。


というのも、今回のお知らせを見た私の第一の感想が


「まだ通常出荷になってなかったの?」


であるというところに起因します。


本文中に「2019年11月より段階的製品供給を進めてまいりましたが…」と記載されていますが、私が勤務している病院ではこの段階で通常納品(セファゾリン騒動前の通常使用量)可能な状況でした。


そのため、新型コロナが世に出てきたころ(2019年12月~2020年1月頃)には通常出荷になっていたと勘違いしていました。


ですが、あくまで通常納品されていたのは以前から取引がある病院に限られていたのかもしれません。


今後の日医工の評価が気になる


そういうわけで、日医工のセファゾリンが供給安定になる見込みではあるのですが、日医工に対する評価が今後どのようになるのかが気になります。


少なからずセファゾリン騒動で各施設からの信頼を失った日医工。


さらに今年になってからもセファゾリン以外でいくつもの製品を出荷停止、自主回収になっている日医工。


www.yakuzari.work
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日医工の中で何が起きているのかは私には分かりませんが、正直100%信頼できるメーカーとは言い難い状況です。


中には日医工の製品全てを採用から外した施設もあると耳にしています。


今後どこまで信頼を戻せるのか…そもそも通常出荷になったところで注文数が増えるのか。。


今後の動向が気になります。

セファゾリン「日医工」騒動について振り返ってみる

セファゾリン騒動関連については過去に数記事書いた経緯があるので、少しリンクを貼らせてもらいます。


お時間があれば覗いてみてください↓↓

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