薬剤師とザリガニの奮闘記

~薬ザリ(yakuzari)の備忘録~

リネゾリド:LZD(後発品)の適応追加について

リネゾリド後発
※当記事は薬剤師を始め、医療従事者向けの情報となります。

抗MRSA薬であるリネゾリド(先発:ザイボックス)。

錠剤では1錠10400.70円(薬価)、注射では1袋14042円(薬価)と高価であることがDPC病院ではネックになっていることが多いと思います。それぞれ後発品が出てはいましたが、適応症が揃っていなかったために採用を変えられなかった病院が多々あったかと思いますが、本日速報でMRさんが情報を持ってきてくれましたのでお知らせします。

リネゾリドの適応症のおさらい

元々先発品であるザイボックスは下記の適応症を取得していました

①本剤に感性のMRSA
(敗血症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肺炎)

②本剤に感性のバンコマイシン耐性エンテロコッカス・フェシウム
(各種感染症)

となっていました。

上記の通り大きく分けて2つの適応を持っていましたが、適応取得の時期のずれ等があり、今まで発売されていた後発のリネゾリドは②のみの適応でした。使用頻度としては①で使用する機会の方が圧倒的に多く、①での適応取得を待っていた状況です。

リネゾリドの適応が揃ったメーカー

僕個人が把握している限りではありますが、適応症が先発と全く同じになったメーカーと製剤を羅列します。

Meiji Seika ファルマ株式会社
・リネゾリド点滴静注液600mg「明治」
添付文書(改訂版)

・リネゾリド錠600mg「明治」
添付文書(改訂版)

沢井製薬
・リネゾリド注射液600mg「サワイ」
リネゾリド注射液効能・効果追加のお知らせ-沢井製薬-

・リネゾリド錠600mg「サワイ」
リネゾリド錠効能・効果追加のお知らせ-沢井製薬-

光製薬
・リネゾリド点滴静注600mg「HK」
→適応は取得していますが、薬価未収載です(6月5日時点)
リネゾリド点滴静注600mg/300mL「HK」効能・効果の追加のお知らせ | 光製薬株式会社


ちなみに各メーカーの後発品の薬価は錠剤6169.6円、注射8462円となっています。

いろいろな病院で変更を考慮されるかと思いますので、ここでも適応が揃ったメーカーの情報を随時UPしていこうと思います。