自主回収・出荷停止のお知らせが回ってきました。
該当商品は
プロクトセディル®坐薬とプロクトセディル®軟膏
の2剤です。
当院としては被害はそこまで大きくならなそうですが、自主回収・出荷停止になった経緯をまとめます。
プロクトセディルの「自主回収と出荷停止のお知らせ」に関して
本日担当MRさんから電話で情報をもらったのですが、ホームページにも詳細が記載されていました。
某メーカーは一報があってもなかなかホームページで公開しないため文句を言っていたものですが(私だけかな??)、今回(EAファーマ株式会社)は違うようです。
文句を言っていた記事はこちら↓↓
www.yakuzari.work
今回は出荷停止と同時に公開されていますので、そちらを見てみたいと思います。
プロクトセディルが自主回収と出荷停止になった理由
詳細は上のPDFファイルをご覧いただけたらと思いますが、理由が記載されている個所を抜粋します↓
出荷判定試験の一部が定められた手順どおりに実施されていないことが判明したため、当該品の自主回収および出荷停止を行うこととします。引用元:自主回収と出荷停止のお知らせ(プロクトセディル坐薬・プロクトセディル軟膏)
一体、ここ1.2年だけを振り返ってみても何度この文章を目にしたことか…もはや現場はうんざりです。
またか…、とさえ思えてしまうぐらいの頻度ですね。。
なんでこのようなことが起きてしまうのか。。
病院薬剤師には分からない領域ですが、、故意的(例えばコスト対策などのため?)に行っているのか、それともメーカーとしても寝耳に水な感じで発覚したことなのか、すごく気になるところです。
寝耳に水であれば許されるというわけではありませんが、少なくても故意的なものなのかそうではないのか。。
この点を現場としては教えてもらいたいです。
もし故意的であるのであれば、同メーカーの他の医薬品も同様の目で見なければならなくなるかもしれませんからね。
今回のプロクトセディルの一件で健康被害の心配は??
この点はとりあえず安心してよいようです。
製造自体は適切に実施されているようで、有効性・安全性への影響はないとのこと。
実際に健康被害の報告もないということなので、この点だけは一安心です。
プロクトセディル坐薬と軟膏の今後の出荷見込みは?
この点に関しては残念ですが、当面出荷の見込みはないようです。
それだけ大きい逸脱だったのかな?と想像されますが、しばらく代替品での対応を迫られるようです。
ですが、私が勤務している病院では処方頻度は限られているので、このまま代替品を選定せずに様子を見ていこうと思います。
小林化工関連が大変なことになっています…↓
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そしてなぜかザバクサも…↓
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