薬剤師とザリガニの奮闘記

~薬ザリ(yakuzari)の備忘録~

ビーフリード輸液(一部ロット)が自主回収

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またまた自主回収のお知らせが来ました。


最近ではこの自主回収のお知らせを受け取る回数が多くて感覚がマヒしていますが、今回のお知らせはさすがにヒヤッとしました。


今回の該当商品は「ビーフリード輸液」です。


今分かっている原因等をまとめてみます。

ビーフリード輸液の自主回収<第1報>

まずは担当卸さんからもらったお知らせ文(写真)を貼っておきます。

ビーフリード自主回収①ビーフリード自主回収②
卸さんからもらった自主回収のお知らせ

文章発行日は12月8日となっていて、卸さんからの案内は12月9日にありました。


当記事を書いている12月9日時点ではメーカーからの連絡はなし。。


ビーフリード輸液自主回収の原因は??

気になる自主回収の原因ですが、


薬液充填量(下室液)が医薬品製造販売承認書に規定されているか現地から逸脱していた


というもの。


元々が栄養剤ということもあり、量が僅かに少なくなってしまっている分に関しては健康被害に直結することはほぼないかと思います(あくまで私の意見です)。


今後のビーフリードの流通は??


今回の自主回収対象ロットが、今世の中に出回っているビーフリードのどれだけのシェアかは分かりませんが、私の病院では自主回収対象外のビーフリードを即日発注→即日納品となる見込みです。


そのため今すぐ流通に影響を及ぼすものではないのかもしれませんが、末梢輸液としてかなりのシェアを獲得しているであろうビーフリードなので、各ご施設の担当者さんは早急に確認しておいた方が良いかもしれません。