皆さんは人前でしゃべる時緊張しますか?全く緊張しませんか?
僕はほぼ毎回緊張します。
病院内のスタッフ向けの勉強会や、学会や研究会で公演等の発表の機会をいただいて人前で話す機会が年に数回あるのですが、毎回緊張します。。
毎度毎度、緊張する自分勘弁してくれよ!
と思うこともありますが、最近は少し考え方を変えることで、前ほど緊張することはなくなりました。そこで、今回は僕と同じような「緊張する人」に向けて、「緊張」とその考え方について書いてみたいと思います。
「緊張」を噛み砕いてみる!
緊張とは?
そもそも緊張とは何なのか?
改めて調べてみました。
緊張とは体や心が張り詰めた状態にあること。
引用:緊張 - Wikipedia
なるほど!
確かに発表前は心身共に張り詰めた状態になります。
緊張した時の諸症状(?)
ただただ心が張り詰めるだけであれば良いのですが、これに加えて体に変化が出てしまうのが厄介です。
例えば
・異常に汗をかく
・手が震える
・足が震える
・声が震える
・頭が真っ白になる
などなど。人によって出てくる症状(?)は違うかと思いますが、皆さんにも思い当たるものありませんか?
緊張しないために(一般論)
緊張しないようにするためにということで、いろいろ言われていることってありますよね?
・左手をパーにして、右手で「人」という字を3回書いて飲み込む
・深呼吸をする
などなど
正直これらの方法が一般論かどうかは分かりませんが、少なくても僕は小さいころからこのようなことを言われて育ってきました。
しかし、今この時点でこのような記事を書いているということは…
そうです!
全く効果がありませんでした!!
これで緊張しなくなれれば何も苦労しませんね。
「緊張」を攻略しよう!!
ここまでで、「緊張とは心身が張り詰めることで、精神的・身体的に諸症状(?)が出てしまうこと。都市伝説的な対応をしても効果はない」ということが分かりました。
それでも、世の中緊張しない人が存在するので、その人達に近づくために僕なりに考えてみました。
(精神的な)緊張に対して出来ること
「誰もあなたのことなんてまともに見てないし!!」
→発表に限らず、よく嫁にこのようなことを言われます(書いてて少し悲しくなりますが…)。ですが、自分が発表している場面を想像して、もし自分が聞き手側の人間だったらと考えると、妙に納得します。
そうです!!
聞き手は、その発表者を見たいのではなく、発表内容を聞きたいのです(発表者が芸能人だったり、すごいイケメンor美人だったら別かもしれませんが…)!!
少し想像してみて下さい。
勉強会やセミナーに参加した時に、発表者をずっと見て話しを聞くことってありますか?普通ありませんよね?スライドなどの資料を中心に見て、たまに発表者を見る程度だと思います。
つまり、自分が思ってるほど自分は注目されていません!!
そう考えるとだいぶ気が楽になってきませんか?
(身体的な)緊張に対して出来ること
「汗をかいたらハンカチで拭けば良い、足が震えるなら震わせておけば良い、マイクを持つ手が震えてしまうのであれば、両手で持ったりマイクを持つ手を体に押し付けて物理的に震えないようにすれば良い」
これに尽きます(笑)
何も解決になってないじゃん!と言われそうですが、案外割り切って考えると良いことが見えてきました。
「(精神的な)緊張に対して出来ること」で書いたように、誰も自分の姿の一挙手一投足を見ようとはしていません!つまり、多少手が震えたところで誰も見てません(笑)近くに進行役の人がいたりすれば見られるかもしれませんが、その場合緊張していることがバレるのはその進行役の人だけです。何十人・何百人の前で話していてバレるのが一人二人だったらへっちゃらだと思えませんか?
ましてや、時と場合によるかもしれませんが、少なくても僕の場合は必ずと言ってもいいほどスライドを提示しながら話します。
誰が僕の姿なんかを見ますか?みんなスライドを見ませんか?
もしスライドを見てくれないのであれば、緊張していないであろう準備期間中にもっと魅力的なスライドを作れば良いと思いませんか?
ある程度の緊張は程よい刺激になる
最近は上記のように考えるようになり、前ほど緊張することはなくなりました。少なくても手が震えたり、足が震えたりということはなくなりました。
ですが、決して「緊張」することがゼロになったということではありません!!
ここまでの話しと矛盾してしまうかもしれませんが、僕は「緊張」をゼロにする必要はないとさえ思い始めています。
適度な「緊張」を楽しめるぐらいになれることが僕の理想です!!
緊張についてのまとめ
いかがでしたか?
「こんな考え方一つ二つで緊張しないわけないじゃん!」と思っている方が多いかと思いますが、意外と合ってると思います。
試しに、次人前で話す際に聞き手側の方の顔を見てみて下さい。
きっと大部分の人が自分ではなく、資料やスライドを見ていることに気付くと思いますよ。
そして、人前での発表中に聞き手の顔を見れるぐらいの余裕があれば、その時点でもう緊張なんてしていないと思いますよ!!