「医療職は一生勉強」
なんていう言葉をたまに目にします。
その勉強の場の一つとして「学会」というものがありますが、現在はコロナの影響で従来の集合型ではなく、Web上で発表をする機会が多くなっています。
そのWeb上で発表をする上で、学会運営事務局からこんな指示を受けました。
「パワーポイントで発表の動画ファイルを作成して、所定の日時までにファイルをアップロードしてください」
パワーポイントで動画ファイルを作成??
?マークが頭をグルグルと回遊していましたが、なんとかファイルの作成方法を発見しました!
今後同様に悩まれる方もいるかと思い、私流の動画の作成方法を紹介したいと思います。
パワーポイントでビデオ(mp4など)を作成する手順
だいたいの学会(口頭発表、シンポジウムの場合に限りますが…)ではパワーポイントで資料(俗に言うスライド)を作成し、そのスライドを操作しながら壇上でマイクを握り話を進めていくのが一般的です。
これら一連の行動を、全てパワーポイントにデータとして入れ込んでしまう!というのが今回の目標になります。
そのことを前提に、パワーポイントでビデオファイルを作成する手順を簡単にお示ししていきます。
いつもの通りパワーポイントで資料(スライド)を作成
まずは、通常通りスライドを作成しましょう。
ビデオファイルを作成する以前に、スライドが無ければなにも始まりませんのでまずは作成します。
あなたが作成したスライドを、スマホで見る方もいらっしゃるかもしれません。それを踏まえて、字は小さくなり過ぎないようにしましょう。
完成したスライドに音声を録音する
それでは次に、完成したスライドに音声を録音してみましょう。
① ツールの「スライドショー」→「スライドショーの記録」→「先頭から記録」を選択
② 左上の「記録」をクリックするとカウントダウンが始まり、カウントダウン終了後より録音が開始される
※録音と同時にマウスポインター等の動きも記録したい方は「記録」を開始する前にスライド上で右クリックをして「ポインターオプション→レーザーポインター」などを選択しておきましょう。通常のマウスポインターでは記録されません。
③ 録音が始まったら通常の壇上での発表と同様に話をしながら、スライドを進める
スライドのアニメーション、レーザーポインターの動き(設定した場合)、音声の全てが記録されますので、そのつもりで進めましょう
④ 最後のスライドまで終了したら「停止」をクリックして終了
「停止」をクリックすることで録音等が終了します。
⑤ 音声やレーザーポインターの位置を記録したスライドを確認してみる
ツールの「スライドショー」→「最初から」を選択すると、(もしくはF5を押すと)データを確認することが出来ます。
特に問題がなければ⑥の過程に進みましょう。
「一部修正したい」などがあれば後述の「一部分だけ音声データを修正したい場合」に進みましょう。
⑥ 「ファイル」→「名前を付けて保存」→任意の場所に「MPEG4」などの形式で保存
⑦ 動画ファイル(mp4など)の完成!!
一部分だけ音声データを修正したい場合
折角全ての音声データを入力しても、「何枚目のスライドの部分だけ録音しなおしたい!」ということもあるかもしれません。
そのような時は全てのスライドの録音をやり直すのではなく、該当のスライドの部分のみ再録音して、その部分だけデータを上書きすることが出来ます。
① 作成時と同様に、ツールの「スライドショー」→「スライドショーの記録」→「先頭から記録」を選択
② 修正したいページまで何もせずに進み、修正したいページ(例では「3」と書かれたページ)を開いた状態で「記録」を押す
③ 修正した部分の記録が終わったら、ページを進めずに「停止」をクリックする
※この段階で次のページに進んでしまうと、自然と次のページの音声データも上書きされてしまいます。注意しましょう。
④ 完成
パワーポイントでビデオデータ(mp4)を作成してみて
今までは普通に壇上で発表していたため、パワーポイントに音声ファイルなどを挿入してビデオファイルに変換できるなんて想像も出来ていませんでした。
でも、今回実際にファイルを作成してみての感想は「意外と簡単だった」というのが正直なところです。
ぶっつけ本番と違って、いくらでも撮り直しがきくのも良いところですね(笑)
でも、変に凝り過ぎちゃうと時間がいくらあっても足りないので、どこかでは妥協しなくちゃいけないなとは思っています。
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