2021年3月23日、現場では待ちに待っていた(?)適応追加の報告がありました。
とうとう、リオナ錠250mgに「鉄欠乏性貧血」の適応が追加となりました。
今まではリオナ錠=腎不全患者さんの薬剤というイメージが強かったですが、今後は腎不全とは関係なく処方される機会が増えそうです。
リオナ錠に「鉄欠乏性貧血」の適応追加
まずは添付文書を見てみたいと思います。

上記は添付文書の一部切り抜きとなります。
添付文書全体をご覧になりたい方はリンクを貼っておきます↓↓
今回追加となった「鉄欠乏性貧血」には「慢性腎不全患者の」などの縛りはありませんので、特に他の基礎疾患がない「鉄欠乏性貧血」の患者さんにも処方されるようになるのではないかと考えられます。
リオナ錠の「鉄欠乏性貧血」に関する用法用量
こちらも既述の切り抜きに載せてありますが、抜粋してみます。
通常、成人にはクエン酸第二鉄として1回500mgを1日1回食直後に経口投与する。患者の状態に応じて適宜増減するが、最高用量は1回500mgを1日2回までとする。
引用元:リオナ錠250mg添付文書
高リン血症に対してであれば1日3回で最高用量は1日6000mgとなるので、それに比べれて回数、用量ともに変更があるので注意が必要です。
ただ一つだけ疑問があります。
なぜ食直後??
リン吸着であれば食直後の理由は分かりますが、、鉄欠乏性貧血で食直後の意味って。。
私の知識不足のところもあるかと思いますが、理由等が判明したら追記してみます。
今のところ試験と言うか治験の関係かな?と思っていますが、果たして真相は??