医療従事者の皆さん!
皆さんには尊敬する医療従事者はいますか?
医療従事者ではない皆さん!
「あの人はすごい!」と思える医療従事者に出会ったことがありますか?
私は薬剤師として病院に勤務していますが、病院にいると医師・看護師・栄養士・理学療法士・作業療法士など様々な職種の人と関わったり、様々な職種の方の仕事ぶりを目にすることが多々あります。
どんな病気でも治してしまう先生、どんなに難しい血管でも一発で採血を成功させる看護師さん、、一言に「尊敬」と言ってもいろいろあるかと思いますが、私が思う尊敬する医療従事者像を書いてみたいと思います。
- 私が尊敬する医療従事者は「難しいことを優しく伝えられる人」
- 私が尊敬する医療従事者の共通点
- では、自分が「尊敬される医療従事者」になるためには?
- 「尊敬される医療従事者」になるために勘違いしてはいけないこと
- 「新」医療従事者になる方へ
私が尊敬する医療従事者は「難しいことを優しく伝えられる人」
「難しいことを優しく伝えられること!」
→これが一番難しくて一番大事だと思います!
どんなに難しい話でも上手に患者さんに伝えている先生や看護師、もしくは薬剤師って周りにいませんか?
同じ薬を患者さんに説明するにしても薬の説明書を黙々と読んでいるだけだったり、専門用語連発で説明をする薬剤師もいれば、難しい言葉や単語もしっかりと自分の言葉に置き換えて優しく説明する薬剤師もいます。
説明されるとしたらどちらの薬剤師の方が良いですか?
おそらく、大半の方が後者の薬剤師を選ぶと思います。
このことは薬剤師だけではなく、先生から患者さんへの病状説明だったり、看護師からの様々な指導、栄養士による栄養指導など、どのような場面でも同じことが言えると思います。
いかに難しい話し・内容を優しく伝えられるかが大事だと思います。
私が尊敬する医療従事者の共通点
私が尊敬する人、すなわち「難しいことを優しく伝えられる人!」の共通点を最近発見したので発表します。
それは、
「常に患者さん目線で物事を考えている人!」
これに尽きます!
おそらくこういう人たちは常日頃から患者さんのことを考えて仕事をして、普段の何気ない場面でも常に患者さん目線で物事を考えることが出来るから、説明1つにせよあれだけ上手に話すことが出来るのだなと思います。
では、自分が「尊敬される医療従事者」になるためには?
意識編
どのような業務でも患者さんに繋がっていると意識しながら仕事をするのが大事なのかなと考えています。
業務の忙しさから患者さんのことを何も考えずに、目の前の業務を片付けることだけに集中してしまう日も私にはチラホラあります。。
これでは到底「常に患者さん目線で物事を考えている人!」にはなれません…
勉強編
難しいことを優しく伝えるためには、まずその難しいことを自分が理解しないことには何も始まりません。
ですので、最低限の勉強は必須かと思います。
ですが、ただただ闇雲に勉強していただけではなかなか難しいです。
そこで、僕は普段何かを勉強する際(参考書を読む、論文を読む、勉強会に参加する時など)には
「今勉強していることを仮に患者さんに伝えなくてはならなくなったら、どうように伝えようか?」
と自問自答しながら勉強するようにしています。
「尊敬される医療従事者」になるために勘違いしてはいけないこと
経験年数を積めばできるようになるものなのでしょうか??
答えはNOです!!
職場で色々な場面に遭遇しますが、経験年数が長い人ほどそういった説明が出来ているかというとそうではないように思います。
この記事で幾度となく「尊敬する(される)医療従事者」という文章が出てきましたが、実は「尊敬する先輩医療従事者」とは一度も書いてません!
尊敬の対象=目上の人(先輩等)
を想像する人が多いかもしれませんが、何も先輩に限りません。
特に医療従事者はプロ意識を持って仕事をしている人が多いので、この世界で尊敬するのに先輩も後輩も年上も年下もありません!
現に私が「尊敬する医療従事者」には後輩や年下の医療従事者も含まれています!
…もちろん先輩もいますよ(笑)
「新」医療従事者になる方へ
4月から医療従事者デビューした方も多い思います。
先輩から「勉強しろ!」などの叱咤激励があるかもしれませんが、職場の同僚や先輩後輩、そして患者さんから尊敬される医療従事者像として
「常に患者さん目線で物事を考えている人!」
「難しいことを優しく伝えられる人!」
と考えている医療従事者もいるということを頭の片隅に入れて仕事に励んでもらえたらうれしいです!!