Meiji Seika(明治製菓)ファルマが、イトラコナゾールで大変なことになっている小林化工関連の製品43品目85包装を一斉に出荷停止するとのこと。
今のところ私個人としては仕方のない対処かと考えていますが、大変なことになる予感…。
【2020年12月14日PM追記】
なんと、今回の出荷停止に関しては取越し苦労だったことが判明!
なぜ関連製品の一覧が出回らなかったのか?という疑問と合わせて、取越し苦労だった理由を後半にまとめます。
【2020年12月22日追記】
先日、Meiji Seika ファルマのバンコマイシンが出荷調整になってしまいました。
その件について↓↓
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12月14日時点では取越し苦労だったと書きましたが、どうやら改めて出荷停止になったとの情報をキャッチしました↓↓
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Meiji Seika ファルマが出荷停止として製品
12月14日朝時点では製品の詳細は入手できず、ミクスOnlineの下記ページでしか情報源が無い状態でした。
Meiji Seikaファルマ 小林化工が製造する販売製品全品目を出荷停止 対象製品は43品目85包装 | ニュース | ミクスOnline
製品リストを早急に入手しようと動いたのですが、結果入手不可でした。
この点については後述します。
Meiji Seika ファルマの出荷停止への対応
どれだけ自分の施設で採用しているかは不明ですが、現場では混乱必至かと思っていました。
例えMeiji Seika ファルマ関連の製品ではなくても、他メーカーの同一成分薬への影響が懸念されます。
しかし、今回の対応はイトラコナゾール事件のあおりを受けての対応なので、私としては仕方のないことと考えています。
イトラコナゾールの件についてはコチラ↓↓
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Meiji Seika ファルマの出荷停止に関しての続報(12月14日PM)
なんと、状況は一変して出荷停止は解除されたとの報告を担当MRさんより受けました。
一体どういうことだったのか?
そして製品リストが出回らなかった理由は?
この2点についてまとめます。
Meiji Seika ファルマの出荷停止が解除された理由
そもそも、今回の出荷停止の主旨を知っておく必要があります。
主旨は
「Meiji Seika ファルマとして、小林化工製品の現状調査をしていない段階で供給は出来ない。小林化工へ査察をし、状況を確認するまでメーカーから卸への製品発送を停止する。」
というものでした。
つまり、査察をして問題ないと判断されたら解除されるわけなんですよね。
で、実際に査定が12月14日中に終了し、問題ないと判断されて解除に至ったとのことです。
この数日で本当に査定なんて行えるのか?とも思いますが、、そこは触れずにおこうと思います。
Meiji Seika ファルマの出荷停止一覧が出回らなかった理由
上で紹介したように、メーカーから卸への発送を一時停止するということで、末端である病院や調剤薬局には(現段階では)直接関係ないことだったんですね。
もし査定をして、今後も出荷を見合わせなければならない商品が出てきた時点で改めて末端にも情報を提供しようと考えていたのではないかと思います(あくまで私の主観ですが…)。
何はともあれ、病院で働く人間としては取り越し苦労で済んで本当に良かった。。
と安堵していた矢先に、今後はザバクサが出荷停止・自主回収とのこと↓↓
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バンコマイシンの出荷調整についてはこちら↓↓
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小林化工でも続々と自主回収↓↓
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