本当に最近多いですね、医薬品の自主回収。。
今回は消化管のカンジダに対して使用される「ハリゾンシロップ」が自主回収の対象になったとのこと。
現段階で分かっていることをまとめます。
ハリゾンシロップ自主回収の第一報
今回の自主回収については卸さんからのTEL連絡で把握できました。
「ハリゾンシロップが全ロット自主回収になる!」」
という一報でした。
急いで製薬メーカーのHpをチェックしてみると下記のお知らせがしっかりと記載されていました。
ハリゾンシロップ100mg/mL 自主回収に関するお願い(PDFファイル)
昨今自主回収等が多いためか、各社の対応の是非を評価してしまう癖が出来てしまいましたが、とりあえず初期対応としては良な印象です。
ハリゾンシロップが自主回収に至って理由
それでは自主回収に至った理由を掘り下げてみますが、先ほどのPDFファイルに下記のような記載があります。
本剤に使用されている添加物のうち二成分ヒドロキシエチルセルロースとシリコーン樹脂において、承認書に設定されている規格とは異なる規格品を使用していたことが判明したため、市場にある使用期限内の全ての製品について、自主回収することにいたしました。
なんでこういうことが起こるのかは正直理解できませんが、起きてしまったことは仕方がありません。
全ロット自主回収ということなので、あきらめるしかありません。
幸いなことに安全性への影響はないとのことなので、その点は一安心してよいところかと思います。
ハリゾンシロップ自主回収への対応
今後ハリゾンシロップが回収されてしまうわけですが、その後の対応について担当卸より案内がありました。
製薬会社間でハリゾンシロップの流通量を、同一成分薬である「ファンギゾンシロップ」で賄うという確認が行わたようで、病院や調剤薬局でハリゾン→ファンギゾンへの切り替えが容易に行えるのであれば、流通には支障がなさそうです。
ファンギゾンシロップはハリゾンシロップの先発品となりますが、どちらも薬価が54.6円/mLと同価格であることもあり、経済的なダメージも回避できる見込みです。
しかし、一製品が自主回収等になると同一成分薬や同効薬が出荷調整にある可能性もあるので、在庫管理はしっかり行っていく必要がありそうです。
最近の自主回収薬剤に関して↓↓
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