薬剤師とザリガニの奮闘記

~薬ザリ(yakuzari)の備忘録~

日医工さん…今度はブロチゾラムが出荷停止ですか。

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日医工さん。。


本当にこれで最後にしてください。


今回はブロチゾラム錠0.25mg錠「日医工」が出荷停止になるとの情報が入りました。


いつもの如く、経緯などをまとめてみます。


2020年11月の自主回収情報はこちら↓↓
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ブロチゾラム錠0.25mg「日医工」が出荷停止


本日私の手元に届いた情報の根拠はこちらです↓↓

ブロチゾラム出荷停止
 

当記事をアップした時点では日医工の公式Hpに該当の情報はアップされておりません。


1日~数日遅れてアップされるかと思います。


この資料によると、今回出荷停止に至った理由は、


直近の製造ロットの溶出試験において今までと異なる傾向を示したため、出荷を停止する判断に至りました。


とのこと。


異なる傾向としか書かれていないので、どのように異なっていたのかは全くの不透明です。


更には、


現時点において溶出性に影響を及ぼしている原因は特定できておらず、調査を行っております。


との記載もあります。


原因不明ほど不気味なことはないです。


早急に原因を突き止め、情報を公開してほしいです。

ブロチゾラム錠0.25mg「日医工」が出荷停止に関して、決まり文句がない??

過去に日医工が出している出荷停止や自主回収についてのお知らせには、下記のような決まり文句が必ずと言ってよいほど付いていました。


なお、本件において重篤な健康被害が生じる可能性は低いと考えられます。


現在までに本件に起因すると考えられる健康被害の報告はありません。


なのですが、、今回の案内には、、


ない??


医療関係者の皆様にご迷惑をおかけしますことを、心より深謝申し上げます。


という第2の決まり文句はあるのに、健康被害に関する決まり文句がありません。


つまり、安全性を確認できないほどの影響だったのか??


とも考えたのですが、どうやら直近の製造ロットでのみ溶出試験で今までと異なる傾向を示しただけであって、現在流通しているロットは適合しているとの判断からのようです。


今、市場に流通しているロットは安全だけど、直近のロット(まだ流通していない?)で異なる傾向を示した


→溶出試験で異なる傾向を示した商品は患者さんに渡っていない


ということだと予想されます。


実際に市場に流通している商品を自主回収しない点からも、それが濃厚ではないかと考えられます。


今回の件に関して直接MRさんと話が出来たわけではないので、機会があったら詳細を聞いてみたいと思います。


2020年9月16日追記:セファゾリンがようやく通常出荷再開↓↓
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2020年10月1日:テオドール自主回収↓↓
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過去の日医工関連の記事はこちら↓↓
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